ブログで結婚のすすめを書くわけ
そもそもブログを通して、
なぜ結婚とかパートナーと出会うための記事を書いているかということ。
大きなお世話的な! (;^_^A
でも、これには明確な答えがあります。
わたしは、一人よりも誰かとともに時間や空間や考えを交わらせた方が、人生に彩が与えられ、より豊かに生きることが出来るのではないかと考えているからです。
人生100年といわれるけれど、実際はそのうちの何十年かは生きているので、
20歳の人なら80年、30歳の人なら70年、40歳の人なら60年という自分の人生を作っていける残り時間があるわけです。
その間、よりストレスなく、金銭的にも不自由なく、最後まで自分の歯で食べ物を嚙み、元気な体をキープしたい。
頭と体と心はつながっているので、いずれの分野も連動させつつ十分に稼働するように整えておきたいと思っています。
そのうちの「健康な心」の一つのピースに、結婚を挙げているということです。
別に「結婚」という形でなくてもOKです。
結婚という形に制度的に至らない場合もこの国にはあるし、
反対に契約という形をとらずに、個人の関係を尊重しながら共同生活をしていきたいという人もいる。
それはまったく個人の選択の自由です。どれも賛成です。
要は生涯一人ではなく、誰かとともに暮らすことで得られる安定や安らぎや基盤があるよ、ということを書きたいのです。
あるアセクシャルの結婚
自分自身、アセクシャルを自認している立場で結婚して子供がいる。
恵まれていると思います。
大多数の人間がさす意味での恋愛結婚に、わたしが当てはまるとは思えません。
でもパートナーのことは人として信頼でき、この人がいてくれて本当に良かったと思っています。
(わたしの人に対する比重は、恋(?)<<<<<愛<<信頼 といったところです。信頼のないところに愛情もありません)
子供は以前からほしいとは思っていましたが、実際持ってみて、想像以上の幸福があることを知りました。
(子供には信頼など無用です。愛のみです。なかなかのバカ親ぶり(^^ゞ)
結婚したことよりも、子供が生まれたことが本質的に自分を変えたと思っています。
「自分の人生にもっと責任を持たなければ」とか「この子が将来生活していくうえで、今よりももっといい社会にしていきたい」「これまで以上に人間としてよりよく生きたい」などと考えるキッカケになりました。
おそらくですが、そして「今のところ」ですが、
わたしには独身時代よりも、今の家族がいる生活の方が、より人間の質を高める日々を送れていると思っています。
パートナーとの大人同士の関係、子供が投げかける大人の想像を超えた問いや課題。
大変で、思わず大きな声を出したり投げやりな返事をしてしまい反省を迫られることもあるけれど、これらの出来事はすべてとても幸福なことです。
マイノリティにとっての結婚というのは。。。
そんな大げさなことではないと思われるかもしれないけれど、
たかが結婚じゃないかと思われるかもしれないけれど、
恋愛とは何ぞや? 子供を産むためには性的関係が必要か?
マイノリティの中のさらにマイノリティと位置付けられているんだけど。。。
こんな自分がさらに先にある(恋愛から⇒結婚への既成概念が強いので)結婚なんかできるのか期待薄なんだけど。。。
こんな自分の状態を説明して受け入れてくれる相手なんているだろうか。
困難だろうな。
でもだからといって、ずっと一人でいるのは寂しい。
とはいうものの、誰を好きになればいいんだ?
男性にも、女性にもそんな気持ちになれないのに??
そんな不安定な気持ちを抱えて数十年生きてきた人間が、新しい生活の扉を開くことが出来た。そして、それは思いのほか幸せである。
過去のわたしと同じ思いをしている人が少なからずいるでしょう。
セクマイを肩に背負いつらい思いをしている(そう思い込んでいるだけなのだけれど)方たちが、もし望む幸福の形があるのにはじめから自分には無理と決めてしまっていたら、それは違うよと言ってあげたい。あきらめなくてもいいんだよ、と過去の自分に言ってあげたい。
本当は結婚に興味があるのに、諦めている人がいたら悲しいし残念です。
子供を持ちたいと思っているのに、諦めている人がいたら悲しいし残念です。
望んでいるなら、両方手にしてほしいです。
願いが叶ってからが本当の闘いなわけですが。。。(;^ω^)
そんなわけで、半分世話焼きな気持ちもあるわけです。
でも自分にとっての幸福の形が、誰かのための幸福にもつながるのではないかと思っています。
宗教家ではありませんが、幸福は伝播すると思っています。
人と人とのつながりは、スマホの画面だけでは分かりえません。
人間には近くにいることで伝わる直接的な肉から発せられる空気の温かみがあります。
一人より二人の方がずっと温かい。
もちろん他人同士なので意見の相違もあるでしょう。
でも長い時間の中で、誰かと意見を交えながら、あっちに寄り道したりこっちに行きすぎたりしながら、それでも互いに正しい軌道に戻るように修正しあえる関係を築ければ、十分うまくいっている二人、夫婦なのではないかと思います。
「孤独が好き」とある人は言います。
でも、「一人が好き」と「天涯孤独」とは意味が違います。
少しでも他の誰かと生活を営むことに興味があったとしたら、最初からあきらめずにトライしてほしいです。
一人になることは、後になってからでも十分にできるので (*^▽^*)