アセクシュアルの自分が今もし独身だったら
こんにちは。
恋愛感情を持てなくても、結婚したいとかパートナーを持ちたいという方。
いい人がいるのだけれど、性的関係はちょっと無理という方。
アセクシュアルの中にも誰かと一緒にいたいと思っている人は多いんです。
それは好きとかの気持ちとは別の感情です。
人間としてというか、触れ合うとかとは別の意味で人肌が恋しいというような。
誰かがいるだけで部屋の温度って上がるし、それは暖房器具とも違う特殊な温かさで。
誰か同じようなタイプの人が近くにいてくれたら安心だし、寂しくないし、ということは多くの人が思うところです。
独身を貫くと決めている人もいれば、いい人が現れたらその時には同居とか新しい形でのパートナーシップを求める人もいるでしょう。
それはセクマイに限らず、結婚しない人が増えている昨今の状況では、珍しくもなんともない選択です。
自分を受け入れてくれる人がいるを見つけるのは第一関門ですからね。
「好き」という気持ちが持てないんだけど……と考え続けて、あるいは仕事に没頭するなどして気づけばいわゆる結婚適齢期を過ぎていた、という人も少なくないと思います。
そんな状態で相手なんか見つけられるのかな、と心配ですよね。
わたしは偶然でしたね。
ホント、今のパートナーと出会っていなければ今頃どうしていただろう。
もう一つの別の生活がそこにはあったはずなんだよなぁ。
なんとなく、誰かと一緒に暮らすんだろうなと安易に考え続けて30代も後半になっていたけれど、今思えばあまりに考えなさ過ぎていたような気もします。
でも、当時は自分がアセクシュアルであるということを自認できていなかったのです。
そんな名称があることも知らなかったから。
ただ、「誰かを恋愛的に好きになる気持ちはないよなー」とか、「でも結婚したら子供が生まれるんだよなー」といった、まるで子供のような結婚観でした。
30代も後半で「男女がいれば当たり前に子供ができる」と考えていたおめでたさ。
「将来的には、子供もほしいなー」なんて考えていたわけだから、今思えば、世間知らずで恐ろしい独身時代を過ごしていたことになります。
ただね。
結果オーライなのですが、
あまり考えすぎなかったことがよかったのかもしれません。
あー、この人と結婚するのかもなー。
いてくれると安心だし、これでいいのかも。。。
そんな感じで決めました。
(ちなみに初めの印象はあまりよくありませんでした(;^_^A)
今もしアセクシュアルということが自分で分かってなおかつ独身でいたならば、
同じ性的指向を持った人たちと集ってコミュニティを持ちたいですね。
今はSNSとかでつながることが以前よりずっと容易だし、誰かが旗を振れば乗ってくる人は少なくないのではないでしょうか。
情報収集や交換が簡単になり、いい時代になりましたね。
それで、将来的には同じマンションなどに入って、お互いに安否確認しあうかもしれません。
誰かと暮らしたくなったら自由に出ていける決まりにしておいて、束縛されない関係を築ける人同士でセクマイ専用のマンションにするとか。
老後とか認知症とか、今はまだ想像できない遠い未来のことに思われるかもしれないけれど、必ず訪れることですからね。
現状、配偶者とか子供のいない一人暮らしの高齢者は、容易に部屋を借りられないパターンもあります。貸す方も、連帯保証人や死後の引き取り手の確保はしなければなりませんからね。
今も独身ならば、現状を楽しむことに加え、今後の生活に対し経済的不安やコミュニティが築けていない老後といった不安の解消のために時間をかけると思います。
いい時代になったと思いますよ。本当に。
アセクやノンセク、その他のセクマイでも性的関係がNOの人同士を引き合わせてくれる結婚相談所まである時代ですよ。
恵まれているとしか思えません(*^▽^*)
もしも本気で結婚とかパートナーがほしいと考えていたり、
性交渉NOだけど子供がほしいと考えているセクマイの方がいたら、
無料で相談に乗ってくれる結婚相談所もあるので、気軽に問い合わせてみるのもいいと思います。
特に子供がほしいと考えているアセク・ノンセクの女性の方は人より少しだけ早めに動くことを心がけた方がいいと思います。
二つの時間が余分にかかるためです。
①相手をみつける時間(ただでさえ相手をみつけるのに時間がかかる)
②妊活の時間(自然妊娠が困難な場合、それ以外の方法で妊娠を目指さなければなりません)
焦らせるわけではありませんが、意識しておいた方がいいと思います。
ふとした時に話せる、たのめる、頼れる人がそばにいるのは安心します。
****************
独身生活を楽しむのもいいし、自分以外のことに時間を取られもするけれどパートナーや家族を持つのもいい。
どんな生活であっても、今の自分が喜ぶことをしてあげたいものですね。